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福島原発事故
福島原発事故の1年 南相馬 吉田邦博さんの話

2012年3月11日 郡山・ビッグアイ市民プラザ、原発いらない地球のつどい 分散会「高汚染地区住民として」

WEB&YouTube配信2012年10月19日、制作:映像ドキュメント.com

南相馬から見た福島原発事故の1年を語った吉田邦博さんの話。

南相馬市は原発周辺の避難区域設定で、人が住む市町村としては原発の北側で最も近い自治体になった。そこで事故から1年、何が起こってきたのか。除染、避難、県民健康管理調査、そして南相馬の風土について、この1年とりくんできた体験をもとに語っている。

遠くからは見えにくい南相馬、そして福島県に住む人々が置かれた状況を、吉田邦博さんの話に資料や説明を加えまとめました。
(あらかわ)

安心安全プロジェクト(http://www.geocities.jp/ansinanzen_project/)

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●南相馬市

地図・南相馬市南相馬市は、南側3分の1が原発から20キロ圏にあって、山側の飯舘村に隣接する地域とともに立入禁止になってきた。
市役所などのある中央部は、事故直後は屋内避難となり、その後「緊急時避難準備地域」となっていたが、解除され居住制限はなくなった。

居住が認められている地域の放射線量は、隣の飯舘村や浪江町に比べれば低いのだが、低い方だといわれる市役所で毎時0.4マイクロシーベルト。年換算3.5ミリシーベルトで、事故以前の10倍という高汚染のなかにある。
また山側の汚染はひどく、毎時1.3〜2.4マイクロシーベルトとなっている。

この話を聞いた1カ月後の4月16日、避難区域は再編され、山側をのぞき居住制限が解除された。
原発周辺の避難区域設定で、南相馬市は人が住む市町村としては原発の北側で原発に最も近い自治体となっている。

南相馬市民7万人あまりのうち、原発事故直後には6万人以上が市外・県外に避難したが、市は2011年7月12日、全避難者に8月末までに避難施設を退去し、自宅や市内の仮設住宅に入るよう求める文書を発送、南相馬市への帰還を呼びかけた。そして汚染への不安の払拭を図るとして「除染」に力を入れている。
事故から1年の2012年3月時点で、2万6000人が避難中という。

●制作メモ

はじめて南相馬を訪れたのは、脱原発世界会議の海外ゲストの現地視察に同行した2012年1月のことだった。二本松から無人となった飯舘村を抜けると、突然のように繁華街があらわれ、それが南相馬市だった。
市の南側3分の1は原発20キロ圏で立入禁止になっていたが、この地域(中心地)の制限は解除されていて、表向きは以前とかわらぬ街となっていた。一方で目に見えない放射線はというと、以前の10倍以上という汚染のなかにあった。
道の駅で海外ゲストへの説明会があって、地元の様々な市民団体の話を聞いたのだが、「放射能とたたかいここで生き抜く」という悲壮な訴えもあって、外から行った身にとってはよくわからない、もやもやしたものをかかえて帰ってきた。

その後、NHKの「南相馬 原発最前線の街で生きる」(3月9日放送)を見ることになった。そのなかには酔って放った新成人の声というか叫びが収録されていて、それは強烈でずっと耳に残っているのだけれど、一方でなんでこんなことになっているのかということがずっとひっかかっていた。

その直後の3月11日、1周年の福島県民大集会で郡山に行ったときにこの吉田さんの話をうかがった。
南相馬で感じたもやもやしたものを少し晴らしてくれた話しで、南相馬そして福島県に住む人々が置かれている身動きがとれない空気の背景というか状況の一端が見えた気がした。
(荒川俊児)

●関連サイト

安心安全プロジェクト(http://www.geocities.jp/ansinanzen_project/)

最近ホームページが全面更新され、安心安全プロジェクト2ND(セカンド)がはじまった⇒放射能と戦っても勝てません!戦うべき相手は電力会社や政府です!(http://www.geocities.jp/ansinanzen_project/hajimeni.html)
安心安全プロジェクトブログ(http://sky.geocities.yahoo.co.jp/gl/toudennkokuyuuka)

●当サイト内の関連映像

◎福島からの発言

さようなら原発10万人集会(http://www.eizoudocument.com/0639jyumannin.html)
福島から武藤類子さん
福島から葛尾村長沢永子さん

原発いらない!3・11福島県民大集会(http://www.eizoudocument.com/0633kenmindaishukai.html)
福島県民の訴え 飯舘村 管野哲さん
福島県民の訴え 浪江町 橘柳子さん

さようなら原発1000万人アクション2.11全国一斉行動(http://www.eizoudocument.com/0631sayounaraGenpatsu.html)
自主避難 増子理香さんの発言

脱原発世界会議ビデオリポート(1)海外ゲスト福島視察(http://www.eizoudocument.com/0629sekaikaigi.html)

◎2011年 文科省「子ども20ミリ」と福島

直訴する福島の子どもたち(http://www.eizoudocument.com/0625kodomonokoe.html)

市民(わたしたち)が記録した3・11後(http://www.eizoudocument.com/0620shimin311go.html)

6.11 脱原発100万人アクション 原発いらね!! 郡山パレード(http://www.eizoudocument.com/0619koriyamademo.html)

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク・郡山集会(http://www.eizoudocument.com/0617koriyama.html)

子ども20ミリ撤回!文科省包囲・要請行動で山本太郎さんに聞く(http://www.eizoudocument.com/0615yamamototaro.html)

「子ども20ミリ」撤回を!文科省包囲・要請行動(http://www.eizoudocument.com/0614monkashohoi.html)

子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク発足(http://www.eizoudocument.com/0613fukushima.html)

福島からの訴え「被害はいま起きている」中手聖一さんの話(http://www.eizoudocument.com/0612NakateTokyo.html)

郡山駅前広場「福島の子どもをひとりでも守りたい」中手聖一さんの話(http://www.eizoudocument.com/0611NakateKoriyama.html)

子どもに20ミリシーベルトの被ばくをさせるのか!4月21日 対政府交渉(http://www.eizoudocument.com/0610kodomo20.html)



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原発いらない 地球(いのち)のつどい
 
日時:2012年3月10日(土)10時〜20時半
主なイベント:
会場1:ビッグアイ市民プラザ7階 大会議室
◎シンポジウム「福島原発事故被害者のいのちと尊厳を守る法制定を求めて」案内(http://hairoaction.com/?p=1264)
◎鎌田慧さん講演会「脱原発と民主化への道」
◎原発いらない!交流と文化のつどい
会場2:郡山市労働福祉会館 中ホール
 「被曝労働の実態 使い捨てられる下請け労働者」DVDと講演

日時:2012年3月11日(土)9時半〜12時
会場1:ビッグアイ市民プラザ7階 大会議室
◎6つのセクションに分かれてテーブルトーク
会場2:郡山市労働福祉会館 中ホール)
◎情報公開は市民の権利!ワークショップ 使ってみよう情報公開制度
◎沈黙のアピール活動報告&アクション 雄平知事に直接面会申入れよう!

参加団体:脱原発福島ネットワーク、ハイロアクション福島、子どもたちを放射能から守る福島ネットワーク、原発いらない福島の女たち、ふくしま集団疎開裁判の会、生活クラブふくしま生協、被曝労働問題を考えるネットワーク、ふくしま連帯ユニオン、自治労郡山市職員労働組合、いわき自由労働組合、ほか。
問い合わせ:原発いらない福島の女たち(http://onna100nin.seesaa.net/)TEL 090-7029-5617(ちわき)、090-6554-1872(もりぞの)
チラシ(http://onna100nin.up.seesaa.net/image/3-10-11-3d61c.pdf)

 

 

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掲載2012年10月19日